Compression factory
The revolutionary movie, Quicktime VR.
現実から生まれる仮想現実の世界にご招待。

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 ■超高精細なCubicVR2002/11/06

 



 超高精細なCubicVRの撮影&オーサリング、始めます。

 そもそも、フツーのCubicVRと高精細なCubicVRの違いはドコにあるのでしょうか?

フツーのCubicVR
超高精細なCubicVR
撮影方法
 デジカメにFishEyeコンバータを取り付け、2〜3枚撮影したものをつなぎ合わせる。  デジタル一眼レフカメラと広角レンズを組み合わせ、カメラを回転させながら360°分を撮影する。35mmレンズを使用した場合で撮影枚数は50枚にのぼる。
解像度
 通常の方法でつなぎ合わせた(スティッチした)場合は天地180°あたりのピクセル数が900以下、つまり実際の風景の天地方向が1°あたり5ピクセル以下で表現されることに。  カメラの画素数や組み合わせるレンズにもよるものの、スティッチ後の画像で天地180°あたり3000〜4000ピクセル、つまり実際の風景の天地方向が1°あたり15ピクセル以上で表現される。
ムービーの
ファイルサイズ
 通常webサイトで公開する場合は300k程度。  圧縮率にもよるが5MB以上。
長所
・機材が軽く、撮影間数が少ないため機動力に富む。
・クローズアップしても画像がシャープ
短所
・クローズアップに耐えられない
・FishEyeコンバータでは描写力に限界がある
・機材がかさばる
・撮影枚数が多いため、動きのある被写体等の撮影に向かない
・つなぎ目が多いため、撮影精度が要求される
・そのままではファイルサイズが大きいため、webでの公開に向かない(※)

 というわけで 、解像度比で3倍以上の差がある高精細なCubicVRムービーの生成が可能となりました。ファイルサイズの大きさも、現在見ている画面のデータのみをその都度ストリーミングするzoomifyの技術を使用することで問題なく再生できます。

 能書きばかりではなく、実際にサンプルを見たいですか? すみません、今しばらくお待ちください。じつは現在、天地180°方向の解像度を6000ピクセル(1°あたり33.3ピクセル)にまで引き上げる方法を導入中です。この方法ではムービーのファイルサイズがおおむね10MB程度になります。スティッチ後(圧縮前)の中間ファイルでは実に200MBを超える場合もあります。

 以下、整理してみます。

 ■CubicVR“松”ムービー:33.3ピクセル/1° ファイルサイズ10MB超
 ■CubicVR“竹”ムービー:15ピクセル/1° ファイルサイズ5MB程度
 ■CubicVR“梅”ムービー: 3〜5ピクセル/1° ファイルサイズ300k〜400k程度
 ※ただし“松”や“竹”の方法で スティッチ&中間ファイルを作成し、解像度を落として300k程度のムービーを作成した場合でも、“梅”ムービーより画面のシャープさ等が勝るものができあがります。

 11月中旬には“竹”ムービーを、12月初旬には“松”ムービーのサンプルを公開できると思います。
乞う ご期待!!
 

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