a note

6月 宇宙つながり・飛行士つながり  
 FROM THE EARTH TO THE MOON(人類、月に立つ)  

 

1999

6月20日

 

■宇宙つながり・飛行士つながり

 東京出張(MacromediaのUCON'99参加)で自由な時間が取れたせいもあるけど、やっぱり「人類、月に立つ」を見たのが大きかったのか、関連本をたくさん読んだ。

スプートニク傑作だったのは「スプートニク」(スプートニク協会+ジョアン・フォンクベルタ著/筑摩書房刊)。
  無人飛行とされていたソユーズ2号が実は有人飛行で、乗り組んでいた宇宙飛行士と宇宙飛行犬が地球軌道上の宇宙船から跡形もなく消えてしまったというハナシ。時あたかも米ソ宇宙開発戦争のまっただなかで、ソ連政府(当時)の隠ぺい工作で歴史から抹消されていた事実が、ペレストロイカ後の混乱で明るみに出たもの。

 次は「図解 月の神秘 伝説から科学まで」(野本陽代著/PHP研究所刊)。宇宙開発、宇宙探査などのジャンルを得意とするサイエンスライターによる、A5版見開き1テーマで写真図版を多用した解説本。ひとつひとつをじっくり解説するというよりは、中程度の深さ(?)の解説を束ねることで全体像を見せていこうって感じ。コレはコレで面白いと思う。

 「双生の荒鷲」(ジャック・ヒギンズ著/角川文庫刊) も面白かった。久々に読んだ航空冒険小説だったし。
 内容は良かったけど、どうして文庫で1,000円もするンだ?

 うむむ。いつの間にか書籍紹介ページになってしまった...。というわけでドラマ「人類、月に立つ」のことを何気なくチェックしてたら、オリジナル版FROM THE EARTH TO THE MOONのサイトのを発見。BSを見逃した方は是非チェック!。QuickTimeムービーによる予告編もあるし、CosmoPlayerによるVRMLとQuickTimeVRを使った“フライト・シュミレーション”のページもある。その他の情報もスゴい......。番宣やるならココまでやるべきだよなぁ、絶対。

垂直リ着陸機 そうそう、思い出した。飛びモノと言えばスミソニアン博物館発行の「AIR&SPACE」を紹介してるサイトに、QuickTimeムービーのアーカイブがあった。AppleのQuickTime Showcaseからのリンクで知ったンだけど、NASAの垂直離着陸機やZero Length Launchという航空機の離陸用ブースターロケット、ステルス爆撃機B-2を彷彿とさせるFringWingなんていう奇天烈な実験機の映像を見ることができる。VRムービーのページにはB-2のコックピットのVRムービーもある。


6月10日

 

■FROM THE EARTH TO THE MOON

 BS10周年記念特別編成で放映中の「人類、月に立つ(※)が面白い。アポロ計画の全貌をドラマ化したもので、6/16まで放映中。

 番組中に登場する宇宙船やケネディ宇宙センターの細部はもちろん、クルマや、宇宙飛行士がBBQパーティで飲むバドワイザーのラベルにまで考証が行き届いているンだろうなと思わせる緻密な仕上がりにウナる。音楽がWindham HillレーベルのMark Ishamってのもポイントが高い。
  初回は宇宙船の発射・航行シーンが『アポロ13』、過去の記録フィルムを巧みにストーリーに融合させたあたりが『フォレストガンプ』そのままってな感じだったが、番組紹介ページ(※)を見たら理由が判明...。


(※) 『1961年、アメリカ合衆国大統領ジョン・F.ケネディの決断から始まった宇宙開 発「アポロ計画」は69年から72年までの3年間に12人の宇宙飛行士を月に送り込ん だ。
 宇宙飛行士のみならず、技術者、科学者、家族たち・・・・・。不可能とも思え る壮大な事業に挑戦した人々の行動や知られざるエピソードを通して、アポロ計画 の全貌を描く超大作ドラマ「人類、月に立つ」。
 制作総指揮は、「アポロ13」「フォレスト・ガンプ」「プライベート・ライア ン」などのハリウッドスター、トム・ハンクス。毎回の案内役と第1回の演出を担 当。
 プロデューサーは、「遥かなる大地」「身代金」のブライアン・グレーザーと 「アポロ13」「バックドラフト」の監督ロン・ハワード。脚本は「スピード」の グレアム・ヨスト、監督は、「コンゴ」のフランク・マーシャル、「ブレーキダウ ン」のジョナサン・モストウ、「フェノミナン」のジョン・タートルトープ、アカ デミー賞受賞女優で「フォレスト・ガンプ」「ミセス ダウト」に出演のサリー・ フィールズなどが参加。ハリウッドの才能を結集し、98年度エミー賞を受賞した作 品。
 1話完結の12話のエピソードで構成されるドラマを一挙放送します。』

BS on Lineの番組紹介ページが放映後削除されたため、一部を抜粋し掲載。updated 06/20)

Apollo11 それにしてもアポロ11号が月に着陸したのが'69年7月20日(米時間)。あと1ヶ月ちょっとで30年になる。
 月面に人類初の足跡を記したアームストロング船長の「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍である」という言葉が有名だが、NASAのサイトで直接その交信(260k)を聞くことができる。着陸前後の緊迫した 交信音声も一聴に値する(といっても専門用語の羅列と無線交信特有の音質、そして雑音のせいで雰囲気を味わうだけで精一杯だったが.....)。


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